仕事を辞めてしまう原因とは

最近老人ホームやデイサービス等の福祉施設が増えています。
高齢者の増加によって需要が増えたことに起因しますが、介護の仕事をしている方で辞める人は多いです。
なぜ退職をするのでしょうか。

一つの理由としては、勤務内容が自分自身に合わないということを挙げることができます。
利用者の多くは、認知症や身体に障害がある人です。
そのため、要介護認定で段階の差があるにせよ日常生活を自力で過ごすことができない人が多いです。
それゆえ、介護の仕事の内容は日常生活の補助になります。

例えば、食事をとるときの補助や排泄の処理、はたまた入浴の手伝いなどが主な内容になります。
このような内容は肉体的にも大きな負担がかかります。
というのも利用者の多くは成人なので相当の体重を有しているため、利用者を移動させるのも一苦労な状態なのです。このように、仕事上体力を使うため肉体的に負担が大きいです。
また、排泄の処理や入浴の補助は、きれいなものでは当然ないため、精神的に負担がかかる場合があります。
このような負荷が大きい仕事であることから退職を選択する人多いです。

また、これ以外にも利用者とのトラブルも退職理由として挙げることができます。
老人ホームやデイサービスでは特定の利用者を担当することが多いです。
この場合、当該利用者と多くの時間を共有することになりますが、性格が合わない場合や嫌がらせを受ける場合もあります。
人員が多い施設では担当から外れることも可能ですが、少ない場合には外れることができずストレスが溜まり退職することもあります。